超幅広葉

ピンク一点がらみの、とある交配からの選別品です。



紅一点超幅広葉

かなり異様な草姿です。
非常に幅広く、厚みのあるごつい葉で、
強健そうなイメージがあります。

以前に「大団扇」系の大葉のイワチドリを入手しましたが、
異様さはその比ではありません。



しかも、距が細長い。
これは、交配できないタイプの予感(泣)



等倍マクロ(APS-Cなので、実際は1.6倍です)のマクロ端でも、
このサイズでしか撮影できないほど小さな花。
花粉すら取れないかも・・・

一世代限りのおかしな遺伝子になりそうです。


同じ交配から、同じような個体が出てます。

未開花ですが、たぶんビン中での増球分でしょう。


ピンク一点の交配は、まれにおかしな葉芸品が出るような気がします。

小花いろいろ

大仁王や寿光系の大輪花とは対極をなす、
直径1センチにも満たない小さな花ですが、
これはこれで可憐な趣がありますね。

酔白一点小花

ほぼベタな濃色花です。



酔白一点小花

こちらも濃い発色です。
小花は色素が凝縮されるのか、濃色のものが多かったです。



酔白一点ベタ小花






紅一点丁字花

こちらは菊咲交配からの選別品です。
丁字花とはいえ、そこはイワチドリ。
中裂片の切れ込みはしっかり健在(笑)
大の字な、イワチドリ流の丁字花です。

紅一点仁王いろいろ

今年出たイワチドリの紅一点仁王をいくつかご紹介・・・。



紅一点仁王

フリル状に発達した中裂片(下部の花弁)が特徴的です。
今年のお気に入りです。



紅一点仁王

こちらも中裂片に特徴があります。
ウチョウランの仁王を思わせる花姿です。
発達した中裂片とのつながりの歪みを吸収しきれず、
側裂片との連結部は折込連舌のごとき形状です。
これも今年のお気に入り。


紅一点仁王

こちらは側裂片が発達した横長な花です。
それに比べるとアンバランスな小さめの中裂片ですが、
回り込んだ円弁かつフリル形状に味があります。



紅一点仁王

4年ほど前に、似たような花をアップしましたが、
それの子供です(セルフじゃありません)。
カエルの子はカエルですね。
もう一度交配すれば鷹が産まれるのかなぁ・・・

化ける

オークションの売れ残りだった多点花が化けました。

全多点黄覆輪超大輪

昨年に選別した一本からの増球です。



右の一花目


右の二花目
昨年はこれより貧相な花姿でした



左の花
一花目が若干大きめです



昨年の花は三枚目の画像の花をもう少し貧相にした感じでしが、
今年は大化けしました。

角さま作出の「三尺玉」タイプの黄覆輪と申しましょうか、
見事な大輪を咲かせてくれました。

力がつかないと本領を発揮しない性質のようです。