やってしまいました・・・

やってしまいました。

おろして間のない芽切り鋏の刃先をとばしてしまいました。

とんだ刃先は5ミリ程でしょうか。
ちょっと無理して太めの枝を刃先で切ろうとしたのが原因です。
又枝切りに持ち替える手間を面倒がったことを悔やんでも後の祭りです。

このままでは使い物になりませんので、
金剛砂というザクロ石の粉末を固めた荒い砥石で刃先を削ってそろえます。
グラインダーなどで削ると熱で鋼がだめになってしまいますので、
必ず水をしっかり吸わせた金剛砂を用います。

先ずはとんだ方の刃先を尖らせます。

次に、長い方の刃を短い方にそろえて削ります。

最後に、2000番の砥石で刃を研いで出来上がりです。
刃裏は軽くこすってヤニを落とす程度にします。

普通に研ぐだけでも徐々に刃は短くなっていきますが、
無理な切り方をしたり、ハサミを落としたりで、
2年くらいでこんなに短くなってしまいます。

粗忽者の私には、芽切り鋏は消耗品です。
そんなわけで、恥ずかしながら昌国などの高級品には縁がありません。