カエデ完成樹の葉刈り
盆栽が続きます。
ウチョウランの選別作業で忙しくなる前に、
盆栽の管理を少しでも片付けておこうとがんばってます。
今日の紹介はカエデの出来上がった樹の葉刈りです。
走っている芽がほとんど無いことから、
良く持ち込まれていることをご理解いただけると思います。
持って10年以上になる樹です。
枝は荒びていましたが、良い石に付いていたことと、
素直な幹筋であったことなどが気に入り、購入しました。
枝の骨組みを僅かに残す程度のきつい切り込み後、
2〜3年は切っては押さえの繰り返しだったと記憶しています。
おおむね枝が仕上がった時の画像がパソコンに残っていました。
2003年8月の撮影です。
(葉がついていてわかりづらいのですが・・・)
葉刈りを重ねた季節(葉刈りをする度、葉は小さくなります)にもかかわらず、
今よりも葉が大きいことから、枝の荒さを察することが出来ますね。
前置きが長くなりました。
葉刈り後が下の画像です。
良くできた樹の葉刈りほど簡単な作業はありません。
走り気味な芽を僅かに追い込みながら一芽で刈るだけの単純作業です。
春の一回目の葉刈りは、ほぼ全ての葉を刈っています。
こういった作業を、一年に3〜4回繰り返します。
ただし、残す葉は回を追うごとに増やします。
懐芽や、下枝の弱い芽がその対象です。