地道に芽押さえ

今日はユスラウメとカエデの芽押さえのお話しです。


まずはユスラウメから

整枝前

この春の鉢上げです。

いらない枝を抜いて、芽押さえするとこうなります。

整枝後

ここで、少しうんちくを・・・

整枝後の頭部のアップが下の画像です。

それがどうしたの? って感じの絵ですが、
頭になる枝をよーくご覧下さい。

しばらく伸ばして太らせて、
赤い線のところで切る予定です。

幹筋の流れとして、次は右に立て替えたいので、
一つ先の節まで使ってしまいがちですが、
それでは、頭がだらだらと鶴首のように長くなってしまいます。

右の芽当たり(右の青矢印)から出る枝が次の頭となり、
左の芽当たり(左の青矢印)から出る枝が左へ流れる枝となります。

頭より枝が先の節になってしまいますが、
今回の芽押さえでこの枝を深く倒すことで、
違和感なく今後の幹筋につなげることが出来ます。

そこまでのイメージが下の画像です。

このことに限らず、
芽押さえする時は、常に先を見越して行うことで、
スムーズに枝作りをすることが出来ます。


お次は、カエデです。
幹に魅力のあった持ち崩しの樹を購入、
丸坊主にして、枝を作り直して丸二年です。

ボサボサで何がなんだかわかりません(笑)。

葉刈り・剪定するとこうなりました。

アルミ線で整枝します。

冬季にこの様に細かい整枝をしますと、
枝枯れしまくります。
今の時期ですと、きついことをしなければほぼ枝枯れしません。