枝作り・樹作り

相も変わらず、日々枝作りに励んでいます。

何例かをご紹介。

先日、一回目の整枝をしたヒメリンゴの針金外し・剪定をしました。

整枝時の画像がこれ↓です。


今回行った作業直前の画像がこれ↓です。


作業後の画像がこれ↓です。

針金を外し、十分な太さになった枝は数節で切りつめました。
さらに太りを得たい枝は、切らずに走らせます。
走らせる枝は、風や自重で折れる事がありますので、
支柱などを使って対策をしました。


続いて、足元のごつい小品クチナシです。
作業前の写真を取り忘れました。
作業後の姿です↓。

実が留まると成長も止まるので、多数付いていた蕾は切除しました。
頭と一の枝はもう少し太らせたいので走らせます。
それ以外の枝は一芽で切りつめました。
整枝はもう少し枝が出来てから一気に行います。


さらに、トサミズキを二鉢。

共に現状・完成共に小品サイズに納める予定です。

上は、前の持ち主が水涸れさせたらしく、頭部に灼け込みがあったものの、
足元が良く、太短い樹姿に作り直せればと思い、昨年の冬に仕入れた樹です。
灼け込んだ頭部をとばしたため、かなり大きな傷が出来ましたので、
傷巻きとコケ順作りに立て替えた樹芯を走らせながら、下枝を作る予定です。


下は、幹筋に面白さがあるものの、一部の枝が遠いという難点のある樹です。
整枝と葉切りの併用で、懐芽を吹かせて、追い込もうと企んでいます。